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2014/12/17 (Wed) 猫の友達

ポパイに猫の友達が出来た。
野良猫。

日暮れ前、軽い上着を羽織っての散歩だったので10月の中頃だったのかな?

一番遠回りコースの散歩。
マンションの石垣の上、ポパイの頭くらいの高さの植え込みから猫が顔を出した。
小さい猫だった。ポパイと向き合っても逃げない。
すぐの別の日にも生垣の同じところから顔を出した。

今度はマンションのエントランスにある大きな植木鉢の横。
ポパイが近づくと、プランターに隠れてはまた反対側から顔を出す。
ポパイが遊ぼうポーズをすると逃げてはまた戻ってくる。
プランターのアイビーにすりすりしながら行ったり来たり。
生後半年以上1年未満に見えた。

様子からして散歩中の人にオヤツをもらってもいるのかもしれない。
それにしても野良で、人も犬も、しかもこんなに大きな犬を怖がらないということに驚いた。

この遠い散歩コースに来るのは1週間のうちでも何回か。
ポパイはこの猫目当てに熱心にこの一番遠回りのコースを選んで歩いた。
会えれば元気にしてたとホッとするし、会えなければそれはそれでもう考えないようにしようとする。考えないようにしようと自分に言い聞かせることも出来る。

でも、これから冬になる。
気持ちはもやもやとしてどうしようもなかった。
あの子は冬を越せるのだろうか?


******


11月に入ってかなり寒くなっていた。
そろそろ会えなくなるかもしれない、と考えながら散歩に出た。
その日はもう真っ暗だった。

猫が歩いているのが見えた。
「ネコ」と声を掛けると猫は振り返った。
ニャーと鳴きながら振り返った猫の顔は
片方の目は涙や目ヤニで完全に塞がり、もう片方の目は半分程しか開かず、
口は半開きで涙とよだれ(と思う)が顎からツララのように滴っていた。
猫風邪?
苦しかったんだと思う。
私らの姿を確認して「ニャー」と言い側溝の中に隠れた。
隠れてじっとしたまま小さい声で何度も鳴いた。
ポパイはそこから動こうとしない。引きずるように離れても座り込んで戻ろうとした。
それを何度も繰り返し、なんとか言い聞かせて家路についた。
ポパイはこの時、猫の何かを感じたんだと思う。

あんなんじゃ食べ物も食べられないし、あんなんでどのくらいもつ?
たまらない気持ちになった。


*****


日に日に気温は低くなっていった。
私はもう猫に関しては諦めたような気持ちになっていた。
あの涙と目ヤニとで辛そうだった時から10日程経ってたかもしれない。

またポパイに連れられてそこへ行くと

猫はいた。

この前の猫風邪の症状は嘘みたいに消えていて、いつもの元気な猫だった。
ああ、治ったんだと驚いたし・・ホッとした。
猫はポパイと私の姿を確認してすぐに寄ってきた。
もうこの時には猫は遠慮なくポパイの足元ににまとわりついて来ていた。



突然の雨の日もあった。
急に降ってきた雨に私達が慌てて帰ろうとすると、途中まで追いかけてきた猫は
冷い強い雨に、諦めて、体を低くして足早に元の場所に戻っていった。
その姿を振り返りながら見たときには本当に胸が痛んだ。

なんとかしてやりたい。
でもうちは夫が猫の毛にアレルギーがあるので飼ってやることが出来ない。
最近はひどくアレルギー症状が出るようになってしまっていて
一時的に保護してもその間、家で自由にさせてやることも出来ない。

連れて帰って里親を探すといっても見つかるかどうか??
・・・・見つかるとも思えない。
ずっと独りモヤモヤとした気持ちで過ごした。


******


そして・・・・


その日、いつもとは違う場所にいた猫。
夕方の人や車の往来の多い道路沿いの屋敷の角にポツンとこちらを向いて伏せていた。
なんでわざわざそんな人目に付くところにいるのか?と思った。

「あんた、もしかして待ってたん?」と聞きたくなるような姿だった。
ニャーニャー言いながら寄って来てポパイと私の足元にまとわりつく。
私もだけど、猫はポパイをしっかりと見ているようだった。


そして付いて来た。

長い坂道をずっとずっと付いて来た。

賢い子で、安全を確認しながら、溝をつたいながら
私、そしてポパイの姿をじっと見ては付いてくる。

猫は本気で付いていくと決めたようだった。

あんた決めたのか?

それで?このまま家まで来る?来るつもりだ。来たら・・・どうするか?
私は頭ごちゃごちゃになりながら、猫は小さい体で急な長い坂を登り切った。
ごちゃごちゃの頭で、もう家まで来たらその時はその時だ、と。
ところが坂道の一番上、家まで半分程のところで犬の鳴き声や車や人の往来に動けなくなった。
それでもなんとか付いて来ようと道路を渡る。
もう真っ暗だった。
これ以上は危ない・・・。
抱っこはやはり苦手だった。
バタバタして上手く出来ないし、これでは突然腕の中から飛び出す。
悩んで悩んで、
もう一度坂を下って元の場所に誘導した。そして私とポパイは逃げた(笑)

この猫にとって一番の幸せは何か。あの猫が望むのはなんなのか。
食べ物をもらえているなら、今の状態でもいいのか?
でもあの子は明らかに誰かと一緒にいたいと思ってる。
それが解ってて今のままで置いておく事はあまりにかわいそうで。
雨の日、後を追ってそして諦めて戻っていく姿が思い出されて切なくて。
自然淘汰だからと納得する?私はずっと後悔するんだろうと思う。


*******


そうやってイジイジしてる中、

母にこの猫の話をすると、連れて帰っておいでと言ってくれた。
ただ・・・勢いでそう言っただけなのでは?と、本気なのかわからなかった事もあって(笑)
私は勝手に馬鹿みたいに躊躇していた。妹も協力すると言ってくれたのに。

しばらくして、母の方から猫連れて帰らへんの?と言ってくれた。
生き物と暮らすことには覚悟がいる。
猫との暮らしは今は長ければ20年近くになる。
本気やったんや・・・。ありがとう。


よっしゃ。もう決めた。
迷いは無し。


決心してこの翌日、大きい保冷バッグを持っていつものようにポパイと一緒に夕方の散歩に出た。保冷バッグなら小さくしてもって歩けるので、怪しくないな、これならまぁ大丈夫(笑)

でも最後に会って家まで付いて来ようとしたのはもう一週間前。
それ以降、そこへは行っていない。


あとは会えるかどうか。
そしていつ会えるか・・・。


会えた(笑)


DSC00470.jpg

一週間前と同じ場所で同じ姿で。

猫はまたこの間と同じように迷うことなく私とポパイの後をずっと追ってきました。

DSC00471.jpg

会えました。たぶん待ってました(笑)


そして一緒に帰りました。



アフガンハウンド ポパイの日常 | comment(4) |


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comment











管理人のみ閲覧OK


うれしいですね。
ほんとに・・・うれしいですね。

・・・しあわせですね・・・

2014/12/18 10:43 | ふぶき [ 編集 ]


Re: タイトルなし

ふぶきさんへ

コメントありがとうございます

昨日会いに行ったら専用の電気カーペットを用意してもらっていて
その上でぬくぬく過ごしてました

連れて帰って良かったです

2014/12/18 23:00 | basil [ 編集 ]


なんか
読んでてじ~んときちゃったよ
basilさんなら、今の私の様子、想像できちゃよね(笑
ほんと、よかったヽ(;▽;)ノ
よかった・・・よかった(*^_^*)
これが、運命ってやつかなあ・・・
うん、これは最初から決まってた運命だね

2014/12/21 16:24 | みちるん [ 編集 ]


Re: タイトルなし

みちるんさんへ

想像出来るで~~~(笑)

なんかね、
もう会わないかな、、、って思いながらそこまで歩くんやけど
会うのよ(笑)なんなんやろうね(笑)
「縁」かなぁ

本当にこの子は不思議な可愛い子でね
うちで面倒見たかったよ。。。(*^-^*)

2014/12/22 01:09 | basil [ 編集 ]


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mayo

  • Author:mayo
  • アフガンハウンド ポパイ ♂
    2002年6月9日静岡県生まれ大阪育ち
    兵庫県南部在住

    ポパイのホームページ
    I'm POPEYE the afghan hound

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